那珂川の側にある河畔公園の水生植物園の様子です。
丘から全体を眺める。
散策用の木の歩道がつけられています。
池というよりは湿地帯のような印象。
抽水植物や湿生植物が繁茂し、浮葉植物や水中植物などは見当たりませんでした。
なかでもミゾソバ、カヤツリグサ科のものが多く、ミズバショウなども植えられていました。
ミゾソバなどは完全に湿地を覆い尽くし、一見、底に水があるのか?分からない状態です。
自然の遷移にまかせる・・・といった管理手法もあると思いますが、
そもそもこの水生植物園の目的は何なのでしょうか?
一応、伸びた抽水植物をカットしているようでしたが・・・
このままでは、湿地から陸地になり草地となるかもしれません。
アオサギがいました。普通は、ある程度の距離になると逃げ出すのですが、
その距離がかなり近くても逃げ出さず、歩道ようのデッキの上を歩いて人の気配を感じると、
飛んで行ってしまいました。
人になれているのでしょうか?
歩道用のデッキ
人が楽しむための水辺として設計されたということがよく分かります。
しかし、尾瀬のような場所と違うところは、ここは人が人工的に造成した。
ということです。尾瀬のように自然のバランスの中で、あのような景観を維持しているのとは別で、ここでは人の手によってそのバランスを管理する必要があります。
もう一度、この場所の目的と維持管理に関する方針や具体的方法を見直す必要があるように感じました。