物を大量に生産し消費しなければ成り立たない社会システムでは、
有限である地球の資源は枯渇してしまいます。
しかし私たちは、この物質的に豊かな状態がいつからか当たり前のようになり、自然がもたらしてくれる恵みに対し感謝することもなくなり、そればかりか何でも人間の思い通りになるような錯覚さえ起すようになったように思います。
今こそ、自然に目を向けその仕組みを理解し力をかりながら生きて行く方法を見いだして行く必要があると思います。
「生きもの」は人と自然が共に生きて行くためのモノサシ(指標)となると思います。
狭い国土の日本がこれだけ豊かな生物相を維持してきたのも地理的な条件もありますが、
長い年月をかけて人と自然が共生して作り出してきたサイクルの結果でもあります。
多様な生きものがいるということは、それだけ自然とともに生きていけていると言えるのです。