2010年4月17日に神奈川県の座間市にある座間谷戸山公園にて
ビオトープ管理士の現場研修会の様子を報告します。
朝の東京の雪がウソのように快晴になってしまった研修日
今回は、谷戸山の観察がメインの研修となりました。
一昨年から調査をし始めた、野鳥の原っぱをまずは観察。
年に2、3回の草刈りをエリアを区切って行なっているらしいのですが、
春になり、どのような植生になっているかを見ていきます。
毎回、調査や観察は夏や秋が多かったので、春の状況にかんり盛り上がりました。
宝探しではありませんが、色々と探しまわり、
図鑑を眺めながら「あ〜でもないこ〜でもない」
とやるのが楽しい!
でもこれをやるにも多少の知識や経験が必要なのは感じますが...
それ以上に、興味と根気、それと時間があれば調べられることはできると思いますが...
原っぱで見つけた、ニホンアマガエルくん
何故か、大人しく手の上に乗ってポーズを取ってくれていました(笑)
若葉が萌えるコナラ、クヌギ...なんて美しいんだ〜
山を遠くからみて、今の時期はとても素晴らしい淡い彩りを見せてくれますが、
これらは多様な樹木があるということ!
コナラやクヌギなどの見分け方を教えてもらいました。
また、何故、この時期のコナラの葉は薄い緑色なのか?その理由も感動するもの!
(コナラになって想像してみてください!とても楽しい!
知りたくなったら連絡下さい!何を偉そうに...笑、自分も教えてもらったクセに!)
こちらは明るい状態を維持させ管理している樹林地の様子です。
先月までここの落ち葉かきを行なっていたので、
午後に林床の観察を行ないました。
落ち葉かきの効果?
以前からの間伐の影響なのか?
明るくなり林床を覆っていた落ち葉がなくなったことにより
芽がだしやすくなったと思われます。
これはナルコユリか、アマドコロの若芽
続いて谷間にある杉などを植樹した樹林地へ。
ここでは少し作業をしました。アオキやシュロを切ったり、
シラカシなどの伐採林で何かを作ったりといったことです。
時間が押してしまっていたため、あまりまともなことはできませんでした。
今回は、植物の環境への適応するタクマシさに感動することが多い研修となりました。
シュンランも環境によって葉の幅を変えて、光が十分にあたるまで、
20年以上も耐え忍んでいたということを聞き、スゴい!の一言
しかし、その判断っていうのはどこでするのだろうか?と
本当に自然の奥深さを感じずにはいられない研修となりました!