7月10日の行われた神奈川県、座間市にある
座間谷戸山公園でのビオトープ管理現場研修会の様子をお伝えします。
まず、先月と同じように、湿生生態園の植生管理を行います。
ヨシを中心に、成長の早い植生を刈り取ることにより、
他の植生の成長を促し、多様な湿地環境を維持します。
この活動を6年続けてきたことで、
かなりの種数が増えたということです。
植生管理を終えた後で、
湿生生態園を部分ごとにに区切った植生調査を行いました。
図鑑を片手にとにかく調べます(汗)
午後、秋に行う市民が
里山の管理を楽しんでもらうイベントの
企画会議の時間を十分にとった後、
サンクチュアリ(立ち入り禁止区域)の南谷戸の棚田の奥に入り
湧き水の水路の管理を行いました。
水路をホトケドジョウの生息環境を創出するため
水草が必要という判断から、光がもっと水路にあたるように
林縁の樹木を伐採することにしました。
林縁環境と水辺の環境が混在している状況で、
林縁が干渉しすぎている状況から、
水辺と林縁の緩衝帯をウマくつくることにより、
多様な生きものの生息環境をつくれるのではないかと思います。
光が少し入るようになったところで、
すぐ下流に植生していたセリを植えています。
次回、これがどうなっていることか?