2011年2月25日
福島県の喜多方で行なわれている木質ペレットの実証実験を見学してきました。
エネルギー資源としての森林。
地域にある森を整備しながら燃料として使い、地域で使うモノは地域で回して行く仕組み。
いわゆる地産地消のモデルとして、木質ペレットにとても可能性を感じています。
今まで私たちは自らの地域、環境、自然を蔑ろにしていました。
全ては人間によってコントロールできる。作れる。だから壊しても問題ない。
しかし、本当にそうなのだろうか?
外国から燃料が入ってこなくなったら私たちの暮らしは全く成り立たない。
何とも脆い状況だということをもう一度認識しなくちゃいけないと思う。
自分たちの住んでいる地域の環境を手入れし、そこからの恵みを利用させて頂いて暮らす。
なんて自然で素直なカタチなんだろう?
そう思いませんか?
そんな生活、暮らしを実現するひとつの足がかりとして、
木質ペレットの製造と利用の仕組みはアリだと思っています。
小規模プラントの実証実験は、文字通りその地域で実際に稼働できるかを確認するとともに
導入するにあたり機械の使用方法を指導するというらしいです。
まずペレットの需要がないので、その開拓から始めなければなりません。
小さく初めて少しずつ広げて行くというのが現実的なやり方です。
ポイントは「自ら手入れをする」「地域に目を向ける」
これからの社会を作って行く上で欠かせないキーワードなのではないでしょうか?