2011年5月21日、神奈川県座間市の谷戸山公園で行われたビオトープの現場研修会に参加者しました。


谷戸山公園の湿生生態園
ヨシ刈りを地道に続けて七年目…
ようやくその勢力も衰えてきた印象。その分、背の低い植物の種類も増えました。
写真でも分かりますが、少し、外来のキショウブが多いですね…

湿地の植生管理について説明する様子。
多様な種が存在する為に、背の高いヨシなどの植生を抑える必要があります。自然な環境では河川での水の氾濫による撹乱で、ヨシなどの植生は減りますが、この湿地ではそうした撹乱は、人の手によって起こすしかありません。
その為に人の手入れ、管理が必要になります。

エゴノキの花。いい匂いがします。

種はコーヒー豆みたい。木の下に落ちてました。

数年前に改修した谷戸の湧水からの水路の様子。ここにホトケドジョウが生息できるような環境を作ろうと、少しずつ管理してきました。
水路の周りにかなり植生が増えましたが、まだ、明るい場所と
暗い場所との差がハッキリ分かれています。
水路の山側では明るくなった影響なのか?
オオバノトンボソウや、ヤマユリ、シュンラン、ササバギンランなどが見られるようになりました。
もう少し水路を明るくする為に、シラカシやヒサカキなどの照葉樹を中心に伐採作業を行いました。

伐採作業の様子。
日本の場合、一度手を入れてしまった自然環境については、その多様性な環境を維持していく為には人間の手による管理が
必要だと考えています。

少しスッキリ、明るくなった水路
久しぶりのビオトープの研修会となり、少し緊張しながら行きました。
研修を通して、基本的なことの確認であったり、新しいことの発見があったり
とても充実した時間を過ごすことができました。
やはりこうした定期的な研修会は、まだまだ僕には必要です。