7月22日那須野が原地域にとって貴重な湧水地のひとつである津室川湧水地の様子です。


水辺は植物が繁茂している。

奥に行くと水面が見える。日陰で勢力が弱まったのか?

中型のトンボが沢山出ていました!

胸の黒い帯が途中でスパッと切れているのがナツアカネ!
これはアカトンボの仲間ですが、羽化して山に登ることなく生まれた水辺から少し離れた林や森に移動してエサをとって成長するのを待つようです。アキアカネのように高い山に上がって行くということはあまりない様です。

アキアカネ…
羽化して山に上がって行く途中で休んでいるのでしょう。

この時期だいたい見かけるのはノシメトンボですが、ここでもシッカリいました。

蝶々も幾つか写真撮りました。
これはコミスジ!幼虫の食草はクズやフジ、マメ科の植物を食べるようです。
今回、これが沢山飛んでいました。
周りを見渡すと林縁フジがありました。
クズも林縁に多い植物…なるほどそういう場所がコミスジのすみかとなるわけですね!

ウラギンシジミもいました。
こちらも幼虫の食草はフジやクズ…
コミスジと被っている様ですが、津室川湧水地の環境はそういった林縁環境のようです。
成虫のエサは動植物の遺体や、腐果、分泌物のようで、それを吸ったりします。
花の蜜などをすうことはあまりないようです。