9月18日神奈川県座間市の谷戸山公園で
今月もビオトープの現場研修会が行われ参加してきました。
今月もビオトープの現場研修会が行われ参加してきました。
快晴!
しかし
残暑が厳しい日となりました〜
今回も午前中は湿生生態園の植生管理を行いました。
場所を数カ所にしぼり、ヨシやキショウブを選択的に刈って行きます。
↑作業後
全てを刈るのではなく、ある程度、ヨシなどは残しつつ
日が当たり、背の低い植物でも育てる環境を作って行きます。
アキノウナギツカミ…
一般の観察している方たちから聞いた情報では
今年、初めて花が咲いたのを確認できたとか…
しかし、アキノウナギツカミは一年草…以前からこの種は確認されている
どういうこと?
昨年、目立って多くなってきたヤブツルアズキの花(黄色いもの)
今年は更に多くなったようで、湿生生態園を覆い尽くす勢いで
黄色い花を咲かせていました。
コバネイナゴ
ホソヘリカメムシ マメ科の植物が好き
サツマイモやミカン類のものも吸うことから害虫にもなっているとか…
カラムシの葉の裏を見ると
フクラスズメの幼虫がッ!
葉をめくった時に、体を仰け反り振るわせていました。
今の時期、幼虫はカラムシなどで大量発生するそうです。
植物の成長量が分かる写真
ヨシが夏に一ヶ月で伸びるのはこのくらい
なかには1メートルちかくも伸びているものも
手前のシダも少し淡い色をしていますが、
これも一ヶ月前に刈ったものがこれだけ生えたそうです。
午後からは皆伐した管理樹林地での作業を行いました。
↑山の下から上を撮った写真
↑山の上から下を撮った写真(作業前)
一面を先駆種となる植物が覆ってしまって成長が凄まじい!
背が高いものはハリエンジュ(ニセアカシア)
それに、カラスザンショウのニオイが一面に広がり
アカメガアシワなどがかなり広がり成長しています。
このままではヤブになりハリエンジュ林になってしまいます。
今回はハリエンジュやカラスザンショウ、アカメガアシワを根こそぎ
取り除く作業を行います。
前述のとおり、このまま放っておけばハリエンジュの林になってしまいます。
そしてカラスザンショウやアカメガアシワがあることで、
コナラやクヌギなどの雑木が成長することができません。
この管理樹林地を以前のような雑木林にするには
最初に入ってくる先駆種を取り除く必要があります。
まずは、背の高くなっているハリエンジュの上部を伐り落とし、
その後、根こそぎ引っこ抜くという作戦をとりました。
↑写真はハリエンジュの地下茎を引っこ抜いているところです(汗)
午後の暑い中、スコップを使って掘り起こす。
ハリエンジュ、カラスザンショウ、アカメガアシワを抜き取る作業を続け、
結局、ハリエンジュの抜き取りはカナリ大変だということで、
可能なかぎり抜き取り、その後は生えてきたモノをその都度
取り除くということにしました。
↑山の上から下を撮った写真(作業後)
↑山の下から上を撮った写真(作業後)
ハリエンジュの上部を取り除いてかなりスッキリしました。
が、来月にはまた復活しているのだと思います。
このように今回は自然の力強さを思い知らされた研修となりました。
先駆種(パイオニア)は、そう言われる通り、その威力もスゴいのですね
特に、外来種であるハリエンジュの成長量とその根の張り方には
体験でしか得られない大変さを味わうことができました。
今後、雑木林も地域の資源として有効に活用する時期がくると思います。
そうなった時に樹林を管理する手法として今回の経験は
かなり貴重なものでした♪
ハリエンジュの上部を取り除いてかなりスッキリしました。
が、来月にはまた復活しているのだと思います。
このように今回は自然の力強さを思い知らされた研修となりました。
先駆種(パイオニア)は、そう言われる通り、その威力もスゴいのですね
特に、外来種であるハリエンジュの成長量とその根の張り方には
体験でしか得られない大変さを味わうことができました。
今後、雑木林も地域の資源として有効に活用する時期がくると思います。
そうなった時に樹林を管理する手法として今回の経験は
かなり貴重なものでした♪