12月11日
10日に篠笛奏者、作曲、祭人の中嶋竜一さんとお話をさせて頂き、
ロケットストーブをご自宅に設置したので見に来たら?というので、
お邪魔させて頂きました。
写真では見た事はありますが、本物を見るのは初めてロケットストーブは、
・薪などの燃料をくべる入り口となる部分ココは常に吸い込まれるようになっていて、火が上にあがり外には出て行かない。
そして材は下から順番に燃えて行くというロケットシステム
・ロケットシステムからの熱を放熱するドラム缶部分の放熱システム
・放熱システムから廃熱を余す所なく使うため、煙突の前に配管を引き回し、その外を砂利や赤土などで保温してつくる蓄熱システム。このシステムは一度温まったら2〜3日は暖かいままだそうだ…
中嶋竜一さんは、このロケットストーブを新たな社会の仕組みの一部として使っていきたいと考えているようです。
ひとりひとりが自立でき、対等につき合える世の中こそ、平和で本当の豊かさがあるのではないか?
お話を聞いてそいうことを仰っているように思いました。
そのためにも、自分自身で暖や食事をつくるエネルギーを誰に搾取されることなく調達できて、
生活に必要な道具を仲間と一緒に自らの手で、手作りできることが自立へとつながる。
生きているということにつながる…
とても共感できるものだが、具体的にどのようにしていけばいいのだろうか?
とにかく現在の我々が置かれている状況を理解し、次の世界へ少しでも変えて行くように
取っ掛かりを持ちやすく、入り口を広くとって行かなければならないのだろうと思う。
竜一さんにとって、それは音楽なのだろう…
僕にとっては何だろう?
ビオトープは地域の環境について生きものの視点で考えてもらうという切り口…人も生きものもつながりあって生きているという
当たり前だが現在の私たちが忘れてしまったことを、環境を管理しながら体験し、自ら学んでいく…
それは自分にとっての表現手段というよりも、人それぞれが体験し、感じ、気づき作り上げて行く、キッカケの道具として考えている。
自分も、竜一さんのような直接的な道具が欲しいなぁ〜と
何かを伝え、表現するための直接的な何か…それは音楽であったり、絵画や、動画、何かの媒体を使っての表現なのかもしれない…
そういった刺激を頂いた訪問でした。
竜一さんの話ではロケットストーブの推進するにあたり
A.ロケットストーブをデザイン性の高いもの、職人が作り、作り手を選んで、コストに応じて施工する一品もののプラン
B.簡易的な、安価な形態のもの(普及を促進させる量産型)のプラン。この開発にも着手するらしい
C.ワークショップを形式。ロケットストーブの職人を育てる親方弟子制度。山の作法から薪の割り方、火の起こし方から行うらしい…
このCのプランは東北で仕事を無くし、困ってしまった人が、ロケットストーブと薪などの販売(つまり山の手入れ?)で自立できるようにするための、職業訓練校的な意味もあるそうだ。自身の出身地の経験から、そのようなことを考え、自立できる東北地方を考えているらしい。
などなど、私では伝えきれない熱い思いがあり、
また、動画も撮ったのですが、動画なんかじゃ伝わらないよぉ〜ッ
これは体感型のストーブなんだよぉ〜ッ!!っと言われてしまいましたので、
ロケットストーブを実際に見たいという方がいれば、連絡下さい。
後ほど、とった動画を何らかの形で公開したいと思います。
因に、しつこいくらいに「スゴいっ!」しか言ってません。
でも感動しましたよ。