11月27日
毎月神奈川県の座間谷戸山公園で行っているビオトープ管理士の現場研修会で
今回は、座間谷戸山公園祭りを舞台に、
人に日頃の管理の様子やその意義を伝えることを研修の一貫として実践しました。
ビオトープ管理士は、生きものの生態などに精通するとともに、
人と自然、人と人を、自然を管理し利用することを通してつなぐことが仕事な訳で、
その一つとして人に伝えるということはかなり重要な要素になる訳です。
それをお祭りに参加させて頂き、一般の利用者とコミュニケーションを実際にとりながら
体験を通して学べる舞台として今回で二回目の実践形式の研修となりました。
私、飯沼はペレットストーブのきりんくんを二台並べ、森と人のつながり、森林資源の利用について考えてもらうキッカケ作りを行い、
普段、谷戸山で行っている管理の意義も知ってもらうことにも努めました。
みなさん、珍しそうに覗き、これはなんだ?と言った感じで、子どもはもちろん大人の方も同じように興味シンシンという感じで
色々な人とお話させて頂き、お話をするなかで、今のままではイケナイし、何か生活の中で変えて行けるものがあれば、出来る範囲で変えたいという気持ちは持っているということが分かりました。ただ、まだコストの問題やインフラが整備できてないことにより、参加したいけど、そこまでリスクをとることはナカナカ難しい…たしかにその通りだと思います。
そこさえクリアできて、誰でもその仕組みに参加することができれば、一気にこの動きは加速する…そう実感できました。
大人も、子どももペレットとはなにか?興味をもってくれました。
エサ?とかトイレとか、うんちといか言う人もいたけど…
米コーヒーもコミュニケーションツールとして大活躍!
そして好評でした♪
餃子の皮を使ったピザもフル稼働
さすがにペレットストーブきりんくんも何時間も燃やしていると、灰が溜まり、一気に火力が落ちてしまいましたが、
燃料を入れるカゴを1回キレイにしてもう一度つけると言った処置で何とか凌ぎました。
予備の装填用のカゴがあればいいと感じました。
あと元祖きりんくんのカゴにも吸気口がついていれば、さらに燃焼があがるのではないか?
トータルの性能、作りからいったらきりんくんⅡの方に軍配があがる気がしました。
「森と人のおはなし」の紙芝居も4回行うことができました!
毎回、始まると多くの方に見てもらい、大盛況でした♪
写真は看板用に使ったホワイトボードで、手伝ってくれた雄大君が子どもに大人気で、子供たちに描いてもらいました。
他にもビオトープの現場研修会の研修の一貫として、どんぐりをテーマにした谷戸山を歩くプログラムや
(これは今年も大人気でした♪)
土壌生物を探すプログラムなど色々とやりました♪
どんぐりチームのリーダー遠山さんが、どんぐり粉を持ってきていたので、終わり際に蜂蜜を練り込んで、みんなで作りました。
どんぐりの生地をペレットストーブで焼きました。
カントリーマームみたいで美味しかったですよ。
これが時間が経つとガチガチになってしまうようです。
このように今回の現場研修も、かなり収穫の多い研修となりました。
人々の意識も、大震災、そして原子力発電所の事故によって少しずつ変わって来ているようです。
これを風化させずに、大きな転換にするためにも、生活自体にシッカリと提案できる地盤整備を進めて行くことが重要だと思いました。
誰でも、小さいことでも少しずつ参加できる仕組みを作って行けば、小さい穴がドンドン広がり風穴をあけ、そこから一気に風通しがよくなるような大きな動きが出来る筈です。