以前、新しい風景、生態系をつくりたいと書いた。
失ってしまった身近な森や川、原っぱや田畑へとそこにくらす生きものとのつながりを感じた生活を取り戻す仕組みやキッカケづくりが僕の仕事で、通貨(貨幣、紙幣)を動機付けとする市場経済、マネー経済では、限界を感じているということ。
お金だけのやり取り効率化され増えれば増える程、人の心も稀釈されていってしまう。
儲からなかったら一切手を付けない。
儲かるとなったら、バランスを考えずに破壊していく。
倫理的な価値が、単純なお金という数字のやり取りでは消え失せてしまう。
それによって価値観も一つに統一され、いつしか「儲けているのが正義、儲けていれば何やってもいい」という価値観になっていく。
豊かさもそれにならう。
とにかくお金を持っていれば安心できるように設計される。
そのマヤカシによって、どれだけ周りの大切なものを失ってきただろうか?
企業は、
その地域の恩恵を受けて、儲けるのだから、その分を地域に還元させるのは当然で、
地域の自然への配慮することも当然だが、根本の部分で、あくまで儲けを追求しなければならない、あまりにも市場規模が大きくなってしまった企業にとって、世界情勢に左右されやすく、その地域に固執する意味もない状況では、負担が大きくなればそこから離れるのは、これも当然のこと。
業績が不振になれば、環境分野へ投入されいた予算が減る。
これではダメなのだ。
もっと、僕たち自身の生活自体に密接に環境との関わりをもつ仕組みを作らなければならない。そのためには経済を考えていかなければならない。
経済といっても、紙幣・貨幣のことだけではくエコ・ノミーを
つまりエコを
つまり生活を考えること。
行動の動機として、僕は最近実感していることが、人々からのプロップアップされること。その態度が人々に感動を与え、地域に対する貢献にもなる。
つまりお金の見返りを求めずに、自分の問題意識とそれに対しての考え、思想を表明し、行動を自分自身で起こす。良い事をすれば、様々な関係性という数字では表せないものができ、新しい経済として、それぞれ個人個人の間で形成される。
自分たちの周囲で何かいい事をしたいという贈与の気持ちが、連鎖し、常に感情溢れる人と人との交流がうまれ、交易となり経済となる。
そんな社会的なエコシステム
それを具体的に実現するにはどうしたらいいのだろうか?
ビオトープを保全すること=上記の内容
という考えが現在、僕の頭の中でイッパイなんです。
むしろ元々建築をやっていたので、人の生活を考えることをやりたかった事なのかもしれませんが…