働くとは…
生きるとは…
生きものは自分の身を守り、エサを得て子孫を残すことだけに集中する。
ただ、ただ、本能の赴くままに生きていて、環境とつながりながら働きかけながら結果的に生きている。そこにお金やら名誉やらそんなものは一切ない。
僕らはどうだろうか?
「仕事がない」と言われる。
僕が社会人になる前くらいから、就職氷河期と言われ、それが20年近く続いている…
しかし、世の中、困っている人は大勢いる。
それでも仕事がないという不思議。
困っている人が沢山いて、一度手をつけてしまって荒れ放題の野山が沢山あるというのに、僕らは一体何の為に働き、仕事が無いといっているのだろうか?
みんな会社で働きお金を稼いで、お金を使って物やサービスを買い生きて行く仕組み。
その会社は利益を求め、国は様々な関係性の中において取引を行い、結果、身近な野山が軽視され放置される。それどころか食品の安全性が疑われ、命さえ軽んじられているような状況(それでも続けなければならない成長、マッチポンプのごとく人は病み、お金を使い、医療費も跳ね上がり、いくらお金を刷っても人は救われない)
あまりにも生活が便利で快適になりすぎて、自然と直接関わり、つながりが見えなくなってしまった現在。(本当に便利で快適になっているのだろうか?)
「取り戻す」ものは、過去の繁栄ではなく、そうしたつながりではないだろうか?
それは、一人一人が人まかせにせず、生きものと同じように、自分自身の生活を大切にし、その能力を最大限に活かし、人や環境に働きかけられるようなつながりのある状態だと思う。富国強兵のようなもんで、現代の多様な価値観を持ってしまった人々を、一つの思想や価値観で縛り上げることなんてできない。経済至上主義、グローバル化は、そんな方向へ向かっているのではないかと危機感を持っている。
多様性がなければ、みんなが滅んでしまう。
自分自身を活かし、感じ、考えて行きましょう。