僕は、昨年の秋頃から、友人であり、今では家族のような付き合いをしてくれているアロハファームという女子農業集団の手伝いをしています。
彼女達は、自分たちでも農業をやりなら、その傍で、那須で出来るだけ環境に負荷の少ない形で農業を行っている農家さん達の野菜や発酵食品を仕入れ、それを月に4〜5回、草加の駅前の大型スーパーの一階の自分たちの職場である雑貨屋さんで販売しています。
そもそもの始まりはシャレで自分達の作った野菜をお店で販売した所、とても評判がよく、続ける事になってしまい、今では、お客さんの体の調子が良くなったという声さえも聞こえて、それが嬉しくて辞めるにやめられなくなってしまっているそうです。そして未来は食から変わると信じ、食や農業の重要性を消費者知ってもらい、意識と生活に気づいてもらい、
自分たちは食医を目指すと活動しています。
彼女達と付き合っていると、本当に元気になり楽しいです。
いつも前向きで、物事に対しての感謝の気持ち、そして笑いを僕に与えてくれます。
彼女達のことが好きだから付き合っている。というのもあるのですが、活動自体が、那須の農家さんの助けにもなり、草加の人たちの健康の助けにもなる。
ハッキリ言えば農業で儲けようなんて、とてもじゃないけど難しいことで、割に合わなくても、もはや使命としてやっていることに共感を覚えたからです。
地産地消という言葉があることは良くわかっています。
地域の健康なお野菜をワザワザ別の場所に持っていって売るということは、経済効率的にも、環境効率的にも悪いことも…
しかし、今後の地方と東京などの大都市の関係を考えた場合、
大都市圏の人は地方の人とのつながりが大切になってくると思うのです。
現在は経済的に東京を中心に、中央からのお金を頼りにしている状態ですが、
これからは逆に、都市に済む人は安全で顔の見える食べ物、エネルギーなど、生きて行くための術を、個人的に調達する必要が出てくるのではないか?
また、地方の人は地域で回るお金を作る為に、都市のサポートをする。
これから人口が減る中で、地方は、その環境を守り維持して行く上でも、独自の経済(生態系)を作りそれを発信していかなければならないのだろうと思う。
発信といっても観光的なものではなく、都市に住む人たちとの新たな共生関係を作るという意味で。
そいういう意味でも、この野菜販売は僕にとってとても興味がある。
そして可能性を感じている部分なのです。