森はドンドン移り変ります。
日本では比較的暖かい地域ならば、常緑広葉樹のモサモサした感じの森へとなって行きます。そこでは林床(地上部分)にあまり光が入らなくなり、その空間だけでは生える植物も生きる生きものも限られてしまいます。
昔の人は、自分たちの生活をするためにコナラなどの落葉広葉樹を植え、「雑木林」を作りました。それによって薪や肥料などの資源として使い生きていたのです。
そして手入れをされた雑木林には明るい林床があり、そういった場所を好む植物や生きものたちにとっては貴重であり、日本は全体として多様な生物が暮らせる場所になっていました。(気候や複雑な地形もあるということもありますが)
しかし生活形態が変わり、自分たちの周りの環境とつながりを持たなくなってしまい、
雑木林だった森も常緑広葉樹の森に変わって行き、伸びるだけ伸びて荒れ放題になってしまっている状況です。
そうした森の手入れを少しでも生活と結びつけて行きたい。
それが森と畑をつなぐ活動です。
この地域では福島第一原子力発電所の事故以来、森の下草や木などをチップにして畑にまく事も、正直、タメラウ状況だというのは分かってやっています。
昨年、ご縁で出会う事ができた「炭素循環農法」による微生物の力に少しでも希望を見出せたら…つまり微生物によって放射能を無くすことができるのではないか?
何をオカルトっぽいことを言っているのだろう?頭おかしいのでは?と
笑われるかもしれないのですが、そこに少しでも可能性があるのであれば、
自分で試してみたいのです。
考えてみれば自分自身、今までの政府の政策に何の疑問も抱かずにやりたい放題やらせていた事自体が、一種の「オカルト」状態だったと思うのです。
だから、少しでも自分でできることがあるならば、少しでも可能性があるのであれば、
それを自分自身で試したい…それによって新たな道を他のこの地域に住んでいる人に少しでも希望を持って表現できたら…という気持ちなのです。
「生きもののつながりによって最後は死の灰からも地域を守れた!」
夢物語なのかもしれないですが、この地に残ると決めた意味として、こうした足掻きをしていくことなのだと思います。
とりあえず、以前、畑仲間のKさんが集めて下さったササを全てチップにさせて頂きました。Kさんに使って頂こうと思います。
計4時間半ですネコ3〜5杯ぶんほどのチップだと思います。
2013年3月1日金曜日
イオンデー出展
毎月11日夕方に自然を感じるキッカケづくりのブース出展!!!!
イオン黄色いレシートキャンペーンに出展予定です。
場所:ザ・ビックエクストラ那須塩原店
中央入り口、ミスタードーナツの前あたり
時間:16時頃~19時頃まで(予定)
内容(新しいネタを検討中):
トンボのヤゴの観察、生きものの気持ちになるお話の紙芝居等
