土の中に多様な微生物がくらせる環境をつくり、
そこに生える植物との共生関係をつくる。
大切なのは、見かけ上の「自然風」を実践するのではなく、
我々がいかに自然のルールに従いながら、その力を使わせて頂き、
上手に争いなく生きて行くか?
それが生きる技術の一つではないかと思います。
今回は、ポットの中に、そんな生態系をつくるという実験をしてみます。
おしゃれな園芸屋さんから買って来た素焼きのポットのハーブ
ミントと、シルバータイム
これに「森と畑をつなげる活動」により作った竹チップを加えます。
まず、上面に敷き詰めて…
根を傷つけないように、上2〜3センチほど
竹チップを混ぜ込んでみました。
もともと化学肥料がたっぷり入っており、
言うなれば、点滴を打たれて育ったような植物です。
土の中の微生物がどれほどいるのか?は疑問ですが、
竹チップを混ぜ込むことによって、そこでどのような変化が起こるのか?
肥料が切れた時に、もしかしたら分かるかもしれません。
その状態で土の中の生態系が作られるのかも全く分かりません。
あくまで自分の仮説のなか、頭の中だけのことを、
実際に、自然というフィールドで試してみる。
検証してみる。
これを科学というそうです。
多分、生態系ピラミッドの下層に位置する嫌気性のバクテリアは水分を欲しがるし、
植物自体も、微生物のつながりから水分を補給しなければ枯れてしまうので、
ポット下面に水を浸したお皿なんかを置いておく必要があると(←これも勝手な想像)
思うのですが…
要するに、土もみんなもすべてつながっていないと生きて行けないんだな…と
こんなところでも思ったりします。