東京ビックサイトで行われております産業交流会2014に
那須野が原生きものネットワークは墨田ビジネス交流会さんのご協力を得て
出展させて頂いております。
その展示会の中でお話させて頂いた方の中で、
とても印象に残った会社の社長がおりました。
町工場をやっておられるようですが、
これからは大企業に頼らず、自分たちの技術や新しい発想で
それらを発信して行き、独自でやっていかなければならない。
「図面があれば何でも作れますではダメで、
図面が無くても作れるようにならなくては…」と。
日本の製造業に関して、いわゆる「産業」については、
これ以上、大規模で一部に集約されたやり方では限界を感じ、
半ば諦めをもっていた自分でしたが、
この社長の熱い想いに触れて、
もともと日本は大企業に頼って町工場はやってきたわけではなく、
今は世界のHONDAも、もともとは町工場の本田だったわけで、
その精神を忘れていたのだな…と気づかされました。
フットワークの軽さも町工場ならではのものです。
何でもパッと試行錯誤して作ってしまう。
失敗してもそれほどの損失にもならない。
大げさに考えず、とにかく簡単にでも試してみる。
大切なのはそんな生きる姿勢であり、
それは身近な環境を自然の状況を見ながら試すものそのものであると
思うのでした。
必要なものは自ら試そうとする気持ち…
細かい仕事でも地域限定で考えるのではなく、日本や世界規模で考えれば、
何かしら需要のあるものを作り出せる。
この辺の発想は従来的によく聞かれるものですが、
それは決してマネー経済主義というものではなく、
また、グローバリゼーションといわれるものとは違う
ブローバル化なのかもしれませんが、
消費することを前提としない上での「ものづくり」の在り方を
あらためて、現代における町工場の行く末と、
我々のこれからの生き方を考える上で、もう一度、
見直してみたいと思いました。
小水力発電、水面浮遊型
深堀の缶詰
梅干しの種取りマシーン
種取りました!