本体価格275円
税込価格297円
チキンカツのみも同じ価格なのが謎だが、このデフレ感満載の低価格が地域に何をもたらすのか?
一時期、地域を席巻したショッピングセンターも結局のところパイの奪い合いで苦戦している。こうした低価格や時間帯でのサービスで、大資本ネットワークを使った戦略しかないのが現状。それは地域にとっても企業にとってもあまり良い関係ではないように思う。
しかし、そうだからといって企業を批判だけしていても仕方がない。むしろどうしたら持続可能な形で関係を作れるか?
これから生きていくヒントとして考えて行ってもいいと思う。
もちろん滅びゆくものは滅びる…で仕方ない。が現状では企業の撤退は地域に及ぼす影響力は大きい。
そうした場合であっても、積極的に地域に貢献したモデルを作っていれば、企業も地域に委ねて撤退することも可能なのではないか?と思う。
この弁当から言えること。
現場(この店舗)では作っていない。
一括工場体制、大量注文流通システムによりローコスト化の実現。
→地域の食材利用の機会損出
弁当生産の為の雇用損出
→食材の保存材や添加物の使用による質的劣化→地域市民の経済的格差の拡大
病気の元
結局、この店舗を運営する上で、数名の幹部だけが正社員となり、他はパートタイマーとして働いている状況だと推測する。
ここでの問題点はなにかといえば、
一括大量供給体制ではないと低価格が実現できず、低価格ではなければ競争に勝てない。
ということではないかと思う。
これでは地域に働き口が限られ仕事も作れずに経済がドンドン疲弊していってしまう…
しかし
地域としては、逆にこうしたショッピングセンターや大工場に対して、ある意味都合よく労働力と食材、食品など生産品の供給源をインフラとして提供する仕組みをつくり、個人の生き方の選択肢を旧態依然の終身雇用などから広げ多様な価値観と自由度のある働き方の仕組みをつくることができればいいのではないか?と思ってしまいました。
むしろ工場やショッピングセンターが来たら構ってやる…程度、無くても困らない。
搾取されるのではなく、利用してあげるくらいにならなければ人口減少を考えても
この先難しい…
それには今までの企業に頼りきった終身雇用、安定志向の経済システムでは難しく、また都市構造を根本的考え直していく必要があると思う。
安ければ買う。安い物しか買えない。という原因はどこにあるのか?
意識、価値観を変えるのはもちろん大切。でも体つきを変えれば心も変わる…というのも事実。